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池袋の婦人科、産婦人科。妊婦健診やピルのご相談なら豊島区の東池袋レディースクリニックに。

婦人科

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こんなときは受診を!

[1]月経以外に出血がある

子宮不正出血
正常でも排卵日あたりに出血が見られることがあります。排卵期は、低温期から高温期へホルモン環境が変化・移行する時期に起こる、生理的な現象です。

月経不順
無排卵周期、無排卵症、すなわち基礎体温表を付けていただくと、低温期がずっと続く(一相性)ことが認められます。この場合、生理のような切れのよい出血ではなく、だらだらと少量~中等量の出血が認められます。この場合、子宮がん検診をして、異常がないことを確認することが最も大切であり、次に基礎体温表を最低3カ月継続して記載していただきます(基礎体温表は当院支給、婦人科体温計は各人で購入していただきます。)。また、超音波検査で子宮・卵巣に異常がないかどうか、検査します。

[2]帯下(おりもの)

一般に正常でも排卵日あたりに無色透明の粘性のおりものが増えます。子宮の入り口のそのおりものを精子が上方に泳いで子宮の中に移動するために必要です。
教科書的には、カンジダ膣炎では酒粕様・チーズ様のおりものが、細菌性膣炎では白色~黄色のおりものが、クラミジア頚管炎では無色透明~白色~黄色のおりものが、淋菌感染症では白色~黄色のおりものが増えますが、症状は個人差があり、一定ではありませんので、このような症状があれば、念のため検査されることをお勧めします。

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卵巣のう腫(卵巣腫瘍)

女性の性腺である卵巣に腫瘍が発生する確率は、一過性(一時的)のものも含め、全生涯で5~7%とされ、男性の性腺腫瘍に比べ、頻度が高いと言えます。
卵巣のう腫・腫瘍の組織型は大きく分けて、良性、境界悪性、悪性(がん)に分けられ、各々様々な組織型があり、確定診断には病理学的検査が必須です。良性病変のなかには主として子宮内膜症性卵巣のう腫、成熟のう胞奇形腫(毛髪や歯牙、脂肪等が卵巣腫瘍内に存在する、良性腫瘍)、またただ単に卵胞液や水が貯留している場合、炎症等による一時的な腫れであることもあります。
良性・悪性を問わず、卵巣の腫れ。腫脹がある程度以上の大きさになるといったん捻じれた腫瘍はもとに戻ることができず、吐き気や下腹部鈍痛、あるいは完全に捻じれた場合、茎捻転と呼ばれ、嘔吐や下腹部の激痛で、救急車で運ばれる事態となることがあります。 さらに、悪性腫瘍においては、他臓器がんの転移好発部位として、卵巣腫瘍の発見を契機に原発巣(胃がん等)が発見されることも少なくありません。
さらに、悪性の場合、初期の段階で発見されることがむしろ稀です。
定期的な超音波検査、血液検査(腫瘍マーカー検査等)を受けることをお勧めします。

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子宮内膜症

子宮内膜症とは、発生学的な理由等により、子宮内膜組織に類似した組織が子宮内膜以外、子宮筋層以外の部位で発生、発育するものであり、月経周期に伴い出血が認められ、血液の貯留・変性により、慢性下腹痛、月経痛・月経困難症、腹腔内の炎症による不妊症等さまざまな症状を呈します。その他、卵巣腫瘍、子宮腺筋症といった病態を呈することがあります。検査として、問診による具体的な自覚症状の聴取、経腹・経膣超音波検査により「卵巣のう腫・腫瘍」の有無について、また一般に子宮の筋層が肥厚する「子宮腺筋症」の有無について調べたり、血液検査により腫瘍マーカー CA-125の数値を調べる方法がありますが、いずれも補助的な診断に過ぎず、確定診断はあくまでも手術により病変を直接摘出し、病理学的に診断することが必要です。
治療法として、抗炎症性鎮痛剤やピルの内服による対症療法、子宮内膜症病変を直接縮小させる効果を有する内服薬による治療、ホルモン剤を使用した偽閉経療法、さらに卵巣腫瘍に対する手術療法、特に妊娠を希望される患者さんの場合、腹腔鏡手術等侵襲性の低い手技により、腹腔内の内膜症性病変を焼灼する方法等があります。現在のところ本疾患による治療者数は年間6万人、潜在患者は100~300万人とも言われています。

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子宮筋腫

子宮筋腫は子宮に生ずる良性腫瘍です。発生部位により漿膜下筋腫、筋層内筋腫、粘膜下筋腫などと呼ばれます。子宮筋腫は4人に1人が罹患しているとも言われています。
治療の適応は、過多月経による重症貧血症や、月経痛が日常生活に支障がでるほど顕著である場合で、子宮筋腫があったら全例手術を含めた治療をしなければならない、というわけでもありません。また、治療法として必ずしも手術が第一選択ではなく、経過観察をする場合や、痛み止め・ピルの服用や、貧血改善のみを図る対症療法、ホルモン剤を用いた偽閉経療法等の選択肢があります(この場合、必ずしも月経が止まるわけではありませんが、副作用としてのぼせ等の更年期症状が出ることがあります。)。その他、治療法は患者さんの年齢、妊孕性(にんようせい;将来的な妊娠の可能性)、閉経が近いか否か等の諸事情を考慮し、最も適した治療法が選択されます。
近年、身体への侵襲性の低い、腹腔鏡手術の技術が進歩し、適応範囲が徐々に拡がってきています。その他、内診した際に子宮の出口から筋腫が出ている、“筋腫分娩”という病名もあります。
いずれにせよ、子宮筋腫の場合も、子宮不正出血を伴う場合、がん検診をして悪性疾患の可能性を除外することが重要です。

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性病(クラミジア・淋菌)

性感染症

文字通り性交渉により感染する疾患の総称を表す用語です。
以前はSexually transmitted disease(STD)と呼んでましたが、最近ではsexually transmitted infection(STI)と呼ぶことが多くなってきています。 クラミジア感染症、淋菌感染症、梅毒、後天性免疫不全症候群(HIV)等がこれに含まれます。

クラミジア感染症

クラミジア感染症は性感染症(STI)のなかでも罹患率の高い感染症です。
女性の場合、初感染部位は子宮頚管で、初感染後1~ 3週間で子宮頚管炎を発症し、ときに帯下の増量を認める、と教科書的には記載されていますが、約70%は無症状であるとも言われています。
重症の場合、上行性に子宮内膜、卵管、骨盤内へと感染が拡大し、卵管閉塞(完全に閉じてしまうこと)、卵管狭窄(極端に狭くなること)や、ひいては骨盤内、腹腔内に感染が波及し、骨盤膿瘍や骨盤内癒着を呈するFitz-Hugh-Curtis症候群と呼ばれる病態を引き起こします。 また、一般に女性のほうが男性に比べて自覚症状に乏しいゆえ、知らず知らずのうちに感染を拡大させる危険性もあると言えます。

治療法は現在のところ、1回服用すればよいシロップが市場に出ておりますが、下痢等の副作用により、内服薬を追加処方する場合もあります。

淋菌感染症

クラミジア感染症に次いで多くみられる、淋菌Neisseria gonorrhoeaeという細菌による性感染症です。
感染経路はクラミジアと同様、子宮頚管に感染し、典型的な例では粘液性帯下、膿性帯下、頻尿・膿尿等の膀胱炎症状を認めるが、約80%は自覚症状を認めないとも言われています。治療法は日本性感染症学会により、抗生剤の静脈注射が推奨されています。クラミジア感染症と同様、淋菌感染症においても耐性菌出現の問題が懸念されています。

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尖圭コンジローマ

ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)6型、11型による感染症で、主として会陰部(外陰部・肛門部)に、乳頭状・鶏冠状(俗に言うイボ状)の外観を呈する腫瘤を形成します。
多くは多発性です。典型的な症状は掻痒感(そうようかん;“かゆみ”の意)ですが、腫瘤のみで無症状である場合も多いです。治療法は非妊娠時には週3回、1回1塗りのクリームの外用が第一選択として推奨されています。
腫瘤消失率は58~69%です。

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カンジダ膣炎・細菌性膣炎

カンジダ膣炎

膣内の環境は乳酸菌により、弱酸性の環境を保つことによって外部からの細菌・ウイルスに対する抵抗力を有しています。風邪により個体の免疫力が低下した場合、あるいは歯科治療等により抗生物質を長めに服用した場合、膣内の細菌のバランスが崩れ、その結果真菌(カビの一種)が繁殖することにより、帯下(おりもの)が酒粕状・ヨーグルト状となり、外陰部のかゆみ、発赤等の症状を呈します。治療は膣内の洗浄、1週間に1回通院により膣剤を挿入する方法が一般的です。

トリコモナス膣炎

トリコモナス原虫の感染による性感染症の1つです。教科書的には泡沫状の帯下を呈すると記載されていますが、症状は個人差があります。顕微鏡検査で原虫の動く様子により診断できます。あるいは子宮頸癌検診で細胞とともに原虫が認められることにより、子宮頸がん検診の結果報告書に「トリコモナス原虫を認めます。」と付記されることもあります。
治療法は内服薬を10日間、併せて膣剤を10日間から14日間挿入していただくことになります。
他の性感染症と同様に原則パートナーの方の治療を要します。

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子宮がん・子宮がん検診

『子宮がん』と一口に言いますが、実は子宮の出口(膣部・頚管)に発生する子宮頸がんと、子宮内膜から発生する子宮体がんがあり、別の疾患です。
子宮頸がんは、昨今マスコミ等でさかんに言われている通り、多くは発がん性のHPV(ヒトパピローマウイルス)、主に16・18型の感染により、前がん病変を経て発生します。そのため、ワクチン接種による予防の重要性が認識されてきています。また、HPVは性交渉により感染するため、子宮頸がんワクチンの接種時期は、一般に10~14歳が推奨され(推奨度A)、ついで15~25歳(推奨度A)、27~45歳(推奨度B)となります。妊娠されている方には接種しません。 授乳されている方には接種できます。ワクチン接種による効果は20年持続し、子宮頸がんは60~70%予防できると言われていますが、現在生じている前がん病変やがんの進行を抑える効果はありません。注意が必要です。また、他の生ワクチン接種との間は27日間空けること、不活化ワクチン接種との間は3日間空けること、筋肉注射ですから痛みを伴う注射であることは知っておいてください。

がんは我が国において、昭和56年から死亡原因の第1位であり、がんによる死亡者数は年間30万人を超える状況となっています。 診断と治療の進歩により、早期発見、早期治療が可能となっていますが、女性特有のがん(子宮頸がん・子宮体がん、乳がん)については、検診受診率が低い状況にあります。 がんによる死亡者数を減少させるためには、がん検診の受診率を向上させ、がんを早期に発見することがきわめて重要です。
このため、平成21年度補正予算において、未来への投資につながる子育て支援の一環として、一定年齢の方を対象に、女性特有のがん検診(子宮がん検診、乳がん検診)の「がん検診無料クーポン」と、がんについてわかりやすく解説した「検診手帳」が配布されることとなりました。
子宮頸がん検診、乳がん検診の受診率向上により、疾患の早期発見、早期治療に結びつくことが望まれます。
子宮頸がん検診の受診率は各自治体により多少ばらつきはありますが、20%台です。
定期的に検診を受けることにより、早期発見、早期治療ができ、子宮膣部レーザー円錐切除術のように、必ずしも子宮を摘出しなくて済む場合がありますので、検診を受けることは重要です。

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子宮体がん

子宮体がんは子宮内膜に発生するがんです。症状は一般的には出血です。
リスク因子は肥満の方、無排卵症等の月経異常の方、初経年齢が早い方、出産経験のない方または出産回数が少ない方、エストロゲンのみによるホルモン補充療法を受けている方等です。一般に乳がんのリスク因子と類似しています。
検診は一般に50歳以上の方が対象となりますが、お若い方でも子宮不正出血がある方は念のため、子宮頸がん検診だけでなく、この子宮体がん検診も受けていただくことをお勧めします。

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乳がん・乳がん検診

乳腺組織は皮下脂肪の中に埋もれている組織で、分娩後乳汁を作る組織です。小葉(しょうよう)と小葉から産生される分泌物を運ぶ乳管からなり、乳がんのうち乳管発生が90%、小葉発生が10%と言われています。また、組織型が多く、しばしば鑑別が困難であることが特徴です。早期に浸潤する、浸潤型乳管がんが多いとされていますが、腫瘍径2cm未満の早期がんではリンパ節転移を認めず、予後が良好であることから、早期発見が重要であると言えます。したがって、40歳以上のマンモグラフィー検診の普及により、早期発見率を上げることが望まれます。また、自覚症状がある場合が67%、ない場合が20%とも言われており、普段の自己検診や乳頭異常分泌物の有無、皮膚のひきつれ・くぼみの有無等、ご自身の注意も大切なことです。視触診(検診)、マンモグラフィー、超音波検査、吸引細胞診、針生検・手術標本(組織診)により診断します。

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卵巣がん・卵管がん

卵巣がん・卵管がんは初期で見つかることが珍しく、無症候性に経過し、しばしば進行した状態で見つかります。パンツ・スカートが小さくなった、ベルトの穴を緩めないと苦しい等、ご本人は太っただけだと思っていた、ということがよくあります。 たまたま超音波検査をしたところ卵巣が10cm以上に腫大していたり、お腹の中に水(腹水)が溜まっている状態で見つかることもあります。
卵巣・卵管の検査として、お腹の上から、または膣から超音波をあてたり、またCT・MRI検査で、両側卵巣・卵管が腫れていないかどうか、お腹の中に水(腹水)が溜まっていないか(生理的に少量の腹水は正常でも存在しています。)調べたり、血液検査で腫瘍マーカー(CEA、CA125、CA19-9等)を調べること、がありますが、注意すべき点は、あくまでも上記診断は補助的な診断であって、「100%良性」、「100%悪性」であるとは言えず、定診断のためには、手術により摘出し、摘出された病変を顕微鏡的に(病理学的に)診断する必要があるということです。
その他、若年性乳がん患者において、家族性(遺伝性)に、同時にまたは時間をおいて卵巣がんを重複合併するケースがあります。

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子宮頸がんワクチン

ワクチン

現在日本において認可されている子宮頸がんワクチンは1種類です。子宮頸がんの原因であるヒト乳頭腫ウイルス16・18型に対して予防効果を有する3価ワクチンで、その予防効果は60-70%とされています。
一般にヒト乳頭腫ウイルスは性交渉によって感染することから、ワクチン接種時期として、日本産科婦人科学会、日本小児科学会は10-14歳の学童期を推奨しています(推奨度A)。その他の年齢層では、15-25歳での接種は推奨度A、27-45歳での接種は推奨度Bとされています。
注意点は、妊婦には接種できないことです。ただし、授乳婦には接種できます。その他、他の生ワクチン接種との間に27日間空けること、不活化ワクチンとは3日間空けること、また、筋肉注射ですから個人差はありますが、なかには痛みを強く感じる方がいらっしゃる点です。
海外では尖圭コンジローマに対する予防効果を有する4価ワクチンが実際の臨床現場で認可されています。本邦においても認可されることが期待されます。
子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)は生涯にわたり、約80%の女性が感染しますが、多くは自身の免疫により排除され、そのうちの10%の方が前がん状態となり、さらにそのなかで1%の方、つまり、HPVに感染した1000人に1人が子宮頸がんを発症します。
HPV感染者において、喫煙が子宮頸がん発症のリスク因子です。また、最も発がん性が高いHPV16型を持つ人は持たない人に比べて子宮頸がんに罹患するリスクは400倍と言われています。

接種スケジュールは計3回、1回目の次は1カ月後(または2カ月後)、6カ月後となります。

子宮頸がんワクチン

子宮頸がん予防ワクチンには2種類があります。
現在、日本で摂取できる子宮頸がんワクチンはHPV16型、18型の2つの型に対して感染予防効果を持つものと、HPV16型、18型に加えて尖圭コンジローマの原因となる6型と11型の4つの型に対して感染予防効果を持つものがあります。

サーバリックス:HPV 16型、18型に対応

ガーダシル:HPV 16型、18型、6型、11型に対応
 

【HPVの種類について】

HPVには100種類以上の型があります。HPVは主に子宮頸がん発祥に関与する「高リスク型」と発祥への関与が少ない「低リスク型」に分けられます。
高リスク型:16型、18型
低リスク型:6型、11型
※16型、18型は日本人子宮頸がん患者から見つかる発がん性HPVウイルスの約60-70%を占めています。

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更年期障害 漢方薬

ホルモン補充療法(HRT)はホットフラッシュ(顔面紅潮)・のぼせ・いらいら等の更年期障害や骨粗鬆症の治療、高脂血症の改善に有効です。
その他、皮膚のしわ、乾燥感、皮膚萎縮の改善効果もあり、また、膣粘膜の萎縮による性交痛」改善にも効果があります。さらに、HRTにより膀胱血流が改善され、女性の過活動性膀胱にも改善効果があることが分かってきました。基礎研究ではエストロゲンが抗酸化作用を介してマウスの寿命延長に寄与する可能性が示唆されています。
ただし、立ちくらみ、めまい、その他一般に不定愁訴と言われる症状は、加齢に伴う血圧調節障害であったり、耳鼻科的疾患、精神科的疾患が原因であることもあり、すべての症状を更年期障害が原因であるとはかぎらないので、思い込みは禁物です。婦人科、内科、または各科専門医を受診してください。
高血圧は一般に自覚症状に乏しいことから、サイレントキラーとも称されます。無症状のまま脳出血や、脳梗塞、心疾患を発症するので放置できません。

日本女性医学学会によると更年期障害とは、『卵巣機能(女性ホルモン;エストロゲン)低下に伴い出現する症状で、その症状が日常生活に支障をきたすもの』と定義しています。閉経の平均年齢は50.54歳であり、前後5年間が更年期となります。抗加齢医学(アンチエイジング)の側面からとらえると、更年期症状・障害は卵巣の加齢現象により引き起こされるものととらえることができ、ここにホルモン補充療法(以下HRT)の適応が出てくるわけですが、2002年にアメリカにおけるWHIの大規模研究結果により、HRTが“大腸がん・大腿骨頚部骨折は減少させるが、乳がんの危険性を高める”との報告がなされ、産婦人科医はHRTを躊躇しながら行う状況となりました。いわば2006年まで約4年間、HRTの冬の時代を迎えました。しかしながら、昨今の研究結果により、HRTは使用する期間(特に閉経前後5年間)によってはむしろ効能・効果が副作用を上回る、こと乳がんに関して言えば、投与中止後5年間は少なくとも乳がんの危険性を上昇させない、との解釈がなされ、HRTが見直されるようになりました。

女性にとって更年期の時期は、自身の身体的変化(顔のしわ・たるみ、皮下脂肪の蓄積、皮膚の乾燥感等)、周囲の環境の変化(家族との死別、お子様の結婚等)が生じ、身体的に疲れやすくなったり、精神的に落ち込んだりしがちな時期です。また、なかなか表現しにくいいわゆる“不定愁訴”が多くなる可能性があります。大切なことはすべてを“更年期障害”と自己判断して 軽視することなく、背後に隠れているうつ病、その他の器質的疾患を見落とさないこと。よって産婦人科医、心療内科医にぜひ相談してください。

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ヘルペス外陰炎

おもに外性器に1型単純ヘルペスウイルスが感染することにより感染する疾患です。症状の強さは劇症型から、殆ど疼痛を認めないものまで、個人差があります。一般に初感染の場合に症状が強く出やすいと言われています。初感染後単純ヘルペスウイルスは、知覚神経に沿って、仙髄神経節に潜伏し、宿主(患者さん)が感冒・疲労等により免疫力が低下したときに、ウイルスの力が上回ったときに再発すると言われています。また、神経痛がなかなか取れない、あるいはあとあとまで残存することも少なくありません。

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萎縮性膣炎

閉経後女性ホルモンであるエストロゲンの低下・欠乏により、膣粘膜の潤いが低下し、あらゆる刺激に対して膣粘膜が脆弱化(弱くなる、の意)し、例えば性交時痛、膣粘膜の易出血性(出血しやすくなる、の意)を訴えることがあります。治療は女性ホルモン内服または、女性ホルモンの膣剤を膣内に挿入する方法があります。
以前は“老人性膣炎”と呼ばれていましたが、最近は本呼称は使用されなくなりました。

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